にんげん様になりたい

高卒フリーターパニック障害持ちのわたしが社会復帰出来るか否か、のブログ。

パニック障害について

ご無沙汰しております。トーコです。スマホから投稿している為、読みにくいかと思いますがご了承ください。

今回、記事を投稿するにあたって書きたいこと(この一年間で出来たことを事細かに!)はたくさんあるのですが10月26日の夜、ツイッターを眺めていたらこんな記事が目に飛び込んできました。


https://www.google.co.jp/amp/s/www.oricon.co.jp/news/2122295/amp/


ジャニーズ事務所に所属する、King & Princeの岩橋玄樹くんがパニック障害の治療に専念する為、活動を休止するという記事です。

あまりジャニーズのことには詳しくないので、彼について、ジャニーズについての言及ではなく、

パニック障害ってどんな病気なの?」

を、自分の体験 経験をもとにですが書き起こそうと思い、今回投稿しました。


そもそもパニック障害とは、

パニック障害(パニックしょうがい、英語Panic disorder ; PD)とは、予期しないパニック発作(Panic attacks, PA)が繰り返し起こっており、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害である[1]。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/パニック障害

だそうです(wikipediaサンキュー!)。

突然の激しい動悸/息苦しさ/胸苦しさ/めまいetc...

↑のことかいきなり!本当にいきなり!やってきます。ただ歩いているとき、電車に乗っているとき、奴らは時も場合も選びません。

この激しい動悸やらはある程度時間が経つと収まったり、自分の場合は家に帰ると収まったり。そこで終われば良いのですが、パニック障害の辛いところはこの先にある「予期不安」「広場恐怖」というものにあると思っています。

再び電車に乗ろうとして「また昨日みたいにいきなり苦しくなったらどうしよう(予期不安)」、「頭がくらくらし始めたらどうしよう(予期不安)」、「いろんな人がいる前でそんな姿を晒したくない!(広場恐怖)」等々。(間違っていたらすみません・・・。)日本人の100人に1人〜2人に発症するそうです。


私は約二年ほど前、知人とご飯を食べた帰りにとぼとぼと歩いて帰っているときに発症しました。最初は「なんだか歩きにくいな、ヒールが変なのかな」くらいに思っていましたが、だんだん脚が前に進まなくなり呼吸が荒れ、前を向くのもやっとで近くにあった公園のベンチで休み。その時少し落ち着いたのですが、また歩き出そうとするとなかなかうまく歩けず、三歩進んではうずくまって「なに?!なんで?!!」と頭の中をぐるぐる。これを繰り返し、歩いて20分もしないで着く家まで1時間半かけて帰ったのが最初です。

家に帰ると症状は落ち着き、「なんだったんだろう・・・」と思っていましたが、その後も近所のスーパーへ行くだけでも「またこの間みたいになったらいやだ」と考えてしまい行けなかったり、"ちょっとそこまで"の距離も歩けない、電車にも乗れない、友だちにも言えない、がしばらく続きました。

そうそう、家の中は前も今も大丈夫なんです。ひとによると思いますが、パニック障害でも「電車は大丈夫」という方もいるみたいなので、本当にひとそれぞれだと思います。


このとき、私が出来なかったことは、

電車に乗れない、人混みが怖い、最寄りのスーパーより先の距離まで歩くのが怖い、美容室に行けない、車の助手席に乗れない、だったでしょうか。当時は考えただけでも動悸がして外に出るのが困難でした。

電車や美容院は広場恐怖にあたるものだと思っています。自分の意思で自由の効かない場所、というのはいまもこわいです。

電車に乗れなかったりすると行動範囲が限られるので、書いたこと以上に出来なくなってしまったことは本当にたくさんあります・・・。

大好きなアーティストのコンサートも、もし仮に電車はクリアできても観ている最中になったら?ひとりになって落ち着こうとお手洗いに行ってもひとがたくさんで入れなかったら?とか。とにかくたくさん考えてしまってはどんどん行動できなくなり、家にしかいられない、でもちゃんと働いてなんとかしなくちゃいけないのに・・・とさらに焦ってしまい、結果また同じことを繰り返し、でした。


じゃあいまはどうなのよ、ですが、前回(約一年前)投稿した記事の通りアルバイトですが働けるようになりました。アルバイト先のひとは私がパニック障害であることを知りません。隠す、というよりはやはり知られるのが怖いです。

そんな中で働いているので、最初のうちはパニックの症状も出ましたし(人知れず・・・)涙が出そうになることもwありました。

働いてしばらくしてから、ようやく病院へ行くようになりそこで「そうだね〜、パニック障害だね〜」と診断され、そこからはずーっと薬を飲んでます。そう!この薬がね、自分に合う薬が見つかるまでがちょっと大変で。初めは合わなかったのですが、いまはわりと合っているようです。

だからといって、「パニック障害になる前」の状態にはなっていません。まだバイト先で予期不安に襲われることもあります。病院の先生も言っていましたが、「一生付き合っていくもの」だそうです。そして、「だけど割り切って、うまく付き合っていって 症状が出にくくなったひとはたくさんいる」とも。

薬で完治する思っていませんが、毎日飲む薬も 頓服も、自分にとって いまはなくてはならないお守りです。

まだまだ出来ないことはたくさんあって、ひとりで電車に乗ることや美容室に行くこと(いまは自分で切ってる(°_°))、お散歩したり、"いざとなったら逃げられる場所" 例えば車やお手洗いがないところへは行けない、とか。

それでも最初に比べたら出来ることは増えました。薬のおかげもあるし、家族は知っているので 家族にも支えてもらって。


冒頭に書きましたが、ジャニーズ事務所所属の岩橋玄樹くんがパニック障害であることを公表し、治療に専念する、まずなによりも公表出来たことがすごいことだし公表する前までもその姿を見せずに仕事をしていたと思うと頑張ったんだなぁと。無理をせずにゆっくりと、焦らずにいてほしいです。

大好きなハロー!プロジェクトの元アンジュルム 相川茉穂ちゃんも、2017年1月に公表し 活動休止をしていました。結果的にその年末、彼女は卒業/芸能界引退となりアイドルとしての彼女を観ることが出来なくなったのは残念でしたが、 「パニック障害の症状は快方に向かっている」という言葉を見たときは本当に安心しました。もう近所のおばちゃん感覚ですよええ。


パニック障害」などのこころの病気を理解するのはすごく難しいことだと思います。自分もなってみてわかったことばかりです。100人に1人〜2人がなる病気、もしかしたら朝の満員電車にも、学校にも職場にもその症状とたたかっているひとがいるかもしれません。なにより、パニックの症状が出てからそのひとが周りのひとにやってほしいことや求めていることはひとそれぞれだと思っています。ちなみに私はとにかく背中をさすってほしいのと、人目に付かないところへ移動させてほしいです。私はね!私は!

なので、難しいかもしれないけど、もしも自分に、症状を打ち明けてくれるひとがいたら、病気のことは理解できなくても「打ち明けられるまで大変だったよね」と受け止めてくれるとうれしいです。


まとまらない文で申し訳ありません、私もパニック障害と向き合って付き合っていけたらいいな。